今からおよそ100前、近代歯科・正学の父と言われるアングル先生が1907年に書いた教科書にはすでに、矯正ワイヤーの調整方法が記されています。そして、その原理は現在に至るまで応用されてきました。
もちろん、100年の間に先人達によって、絶え間なく改良されて来ました。
特に近年、材料の進歩によって、より細く、より剛く、しなやかになって来ましたし、またチタニウムを使用することでさらに、生体親和性までもが高まって来ました。それらの進歩は、患者さんの痛みの軽減や、治療期間の短縮につながってきたのです。そして他の分野の技術革新に伴って、今後もさらなる改善が期待できると思います。
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