top of page

顎口腔機能診断施設 自立支援指定医療機関

Kids orthodontics

こども矯正治療

矯正治療は永久歯の正常咬合を目指しています。子どもの矯正治療は、成長を利用し、顎と歯のバランスを整えて行きます。舌や口唇、えん下などの歯並びに影響する習癖の除去や、口腔周囲筋のトレーニング(筋機能療法)も行っています。矯正治療を進めながら、毎日の食事、学校生活、その他の活動をすることになります。出来るだけ負担の少ない治療(装置の選択、使用時間など)を目指しています。子どもの矯正治療は初期治療(6歳ごろ〜12歳ごろ)と終末治療(13歳ごろ〜)に分かれています。初期治療のみで治療を終了することも多くあります。

こども矯正治療の進め方

SCROLL

​↓

1. 来院予約

基本的に予約優先です。まずは来院の予約を取りましょう。

2. 初診・矯正相談

歯並びについて気になっていることや、ご希望をお聞きします。いつ頃矯正治療をはじめるのがよいか、どのくらい期間がかかるか、費用・通院の頻度などについて概要をお話しいたします。

3. 精密検査

診断に必要な情報を得るための資料(歯の型、お顔とお口の中の写真、レントゲン写真など)をとります。

4. 診断・治療計画の決定

約1時間 精密検査の結果を詳しく分析し、現在の状態と、どのような矯正治療が必要か、使用する装置、治療期間、費用などを詳しくお話しいたします。

内容に十分納得して頂ければ矯正治療を開始いたします。

5. 初期治療(一次治療)

永久歯が生えそろう前に、あごを広げる装置や舌のクセを治ず装置をつけて治療を開始します。ここで使う装置は、歯の状態によって夜寝る時だけつけるものもあれば、ずっと付けっぱなしのものもあります。この時期の治療は約2ヶ月に一度の通院を、永久歯が生え揃うまでくらい続けることが多いです。

6. 経過観察

早期治療が終わってから永久歯に生え変わるまでの間は、広げたあごを安定させる装置などを使いながら、年に2、3回程度のペースで経過を観察します。

7. こども矯正治療完了

これで治療完了。

​終末治療(二次治療)が必要な場合は大人の矯正治療に移行します。

Q&A

Q1.矯正治療が必要な歯並びはどんな歯並び?

A.

・上顎前突(出っ歯)

・下顎前突(受け口)

・叢生(八重歯)

・開咬(かいこう)

・交叉咬合(こうさこうごう)

・すきっ歯、正式名は空隙歯列(くうげきしれつ)。

・過蓋咬合(かがいこうごう)

※各病名の写真付きの説明はこちら

Q2.いつ頃から始めたらいい?矯正に適した時期は?

A. 治療の開始時期は、歯並びの種類によっても異なりますので、まず歯の異常に気がついたら早めに矯正歯科に相談されることをおすすめします。早期治療は4歳くらいから。実際に本格治療を開始するのは、上の前歯4本が大人の歯にはえかわるころの6~7歳頃が目安となります。

Q3.どんな矯正治療をするの?

A.こどもの矯正治療では、まず乳歯が永久歯にきちんと生えかわることを目標としています。そして痛みが少なく、食べ物の制約もなく、習い事や部活などに影響が出ないように主に夜間のみ使用する矯正用マウスピースやシンプルな固定式のワイヤー装置を使用して治療します。

Q4.期間はどのくらいかかるの?

A.もちろん人によって(歯並びの種類によって)異なりますが、12歳前後で全ての永久歯(大人の歯)にはえかわります。それまでずっと装置を入れているとはかぎりませんが、最終的に永久歯(大人の歯)にきちんとはえかわる所までみていく必要があります。

Q5.治療費用はどれくらいかかる?

A.当医院では、こどもの矯正治療を一次治療(早期治療)と二次治療(本格治療)に分けています。一次治療とは、顎の成長のコントロールを含めた乳歯列期(子供の歯)及び上下の前歯が大人の歯にはえかわるころまでの治療としています。この一次治療は40万円(税別)程度です。その後の矯正治療が必要な場合、二次治療として、最終的な治療が35万円(税別)程度です。分割でのお支払いも可能です。その他、毎回の治療に、処治療として2,000円〜5,000円(税別)がかかります。

※ 料金ページはこちら

Q6.前歯の後ろを押す舌の癖も治せる?

A.舌は柔らかいものですが、この舌に癖があり、いつも同じ所を触っていると、少しずつ歯を押し続け、歯並びや、発音に影響してきます。当院では、家庭でもできる「舌癖のトレーニング」を必要ならば治療に組み込みながら一人で出来るようになるまで練習をしますので、少しずつ改善していくことは可能です。年齢、歯並び、協力の状態により、レッスンの内容やトレーニングの期間が異なります。

Q7.虫歯は治してから矯正したほうがいい?

A.むし歯などがある場合は、一般歯科での治療が必要となります。かかりつけの一般歯科が無い場合は、ご紹介致しますので、装置をつけるまでに治療を済ませておきましょう。

Q8.矯正歯科治療中の歯磨きはどうするの?

A.矯正治療中は矯正器具に食べ物が詰まったり装置やワイヤーが邪魔して歯磨きがしにくかったりします。装置やワイヤーの周囲などいつもより気をつけて歯磨きしないと虫歯や歯周病のリスクも高まります。またマウスピースを使う場合、装着前に歯をきれいにしておくことが大切です。使いやすい歯ブラシや磨き方も練習します

矯正治療のリスクについて

2018年に改正された厚生労働省の医療広告ガイドラインで、自費診療に係るリスクや副作用を情報提供することが求められています。美しく健康的な歯ならびや噛み合わせにするは大きなメリットがあることを理解しつつ、全ての医療と同様に歯科矯正治療を受けられるあたり歯科矯正治療には以下のリスクや副作用の可能性があることをご理解ください。(※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。)

・ 矯正装置を装着することによる痛み、不快感が装置装着後数日間生じることがあります。しかし矯正装置には1週間程度で慣れます。

・ 矯正治療中は装置装着により口腔内の自浄作用が低下し、むし歯や歯周病の罹患リスクが上昇します。

 リスクを低くするために歯科医師および歯科衛生士の指導に従い歯磨きを励行し、治療中も歯科衛生士の指導にのっとった歯磨きが必要です。

・ 矯正治療中は歯面に着色がつきやすくなります。その際は適宜PMTC(歯石除去・歯面清掃)などのクリーニングを受けていただく必要があります。

・ 歯の動き方には個人差があります。そのため、検査診断時に予測された治療期間と異なる経過をたどる可能性があります。

・ 歯を動かすことにより歯根の吸収が起きて歯根が短くなることがあります。また、歯と歯ぐきとの境目が下がる歯肉退縮が起こることがあります。

・ 治療途中に金属アレルギーの症状が出ることがあります。

・ 治療中に装置の装着や顎間ゴムを使用などの、歯科医師からの説明にそった使用方法や装着時間などが守れなかった場合、治療効果に影響を及ぼす場合があります。

・ 矯正治療中は噛み合わせが変わり、一時的に顎関節に負担がかかることで、顎関節に音や、痛み、開閉口障害などの顎関節症状が出ることがあります。

・ 稀に歯が骨と直接癒着する「骨性癒着」が起きていて思うように歯が動かないことがあります。

 また、極めて稀に歯を動かすことで歯の神経が障害を受けて歯髄壊死が起きることがあります。

・ 様々な要因により、治療計画の変更を行う可能性があります。

・ 良好な咬合関係を得るために、歯の形態修正や、咬合調整を行ったりする可能性があります。

・ 何らかの要因で矯正装置が脱落し装置を誤飲する可能性があります。

・ 矯正装置を歯から外す時に、歯が破損したり歯に亀裂がはいったり、補綴物が破損する可能性があります。

・ 保定治療と呼ばれる後戻り防止装置(リテーナー)の使用方法を遵守し、定期的な経過観察をお受け頂けない場合、歯並びの後戻りが生じる可能性が高くなります。

・矯正治療中ないし治療後に、むし歯の治療や補綴物などの再治療を行う可能性があります。

・ 治療後親知不が生える影響により、叢生が生じ再治療が必要となる場合があります。

・ 成長発育や歯周病により、歯並びが変化し再治療が必要な場合があります。

・ 様々な要因で噛み合わせや歯並びが変化した場合、再治療等が必要になることがあります。

bottom of page